「トンガ噴火(2022年1月15日)によるKAGRAの環境データ」 公開しました。

詳細は こちら をご覧ください。
[最終更新: 2021年11月9日 (次回更新予定: 2022年3月15日)]
LIGO、Virgo、KAGRAは,O4観測をともに開始するため緊密に調整を行っています。各地域および全世界的な逆境の中ではありますが,2022年12月中旬にO4観測を開始する予定です。
LIGOは,最終的な目標感度として,連星中性子星に対して160〜190Mpcを想定しています。Virgoは,80〜115Mpcの目標感度を想定しています。KAGRAは、O4の開始時に1Mpcを超える感度で稼働することが見込まれており,O4終盤に向けて感度の向上に取り組みます。
本件に関する問い合わせは,各コラボレーションの代表までお願いします。
(”_AT_” は “@” に変更して、そのあとの “/” は “.” に変更してください。)
LIGO-Virgo-KAGRAの国際重力波ネットワークは,11月7日,2020年3月に終了した第3期観測期間(O3)の解析結果を,GWTC-3(突発的重力波カタログ第3版)として論文として発表するとともに,観測期間のデータを公開しました.GWTC-3には,O3後半に発見された35のイベントが加わり,2015年9月に重力波の初観測に成功して以来,全部で90の重力波イベントが特定されました。
LIGO-Virgo-KAGRAでは,このカタログを用いた,相対性理論の検証に関する論文,KAGRAとGEO600が2020年4月に行った観測に関する論文などを発表する準備を進めています。
ハードウェア障害の兆候が見られたため,予防措置として緊急メンテナンスを実施しました。
ご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。現在は復旧しています。
(ダウン時間: 11月3日(水) 10:00〜15:00)
東京大学宇宙線研究所のホームページに「オンライン記事並びに週刊誌の報道について」を掲載しました。
https://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/news/10902/
アドバンストLIGO(ライゴ)とアドバンストVirgo(ヴィルゴ)が,中性子星とブラックホールの連星からの重力波を観測しました。
(引用元: https://www.ligo.org/science/Publication-NSBHDiscovery/
2020年1月5日,米国ルイジアナ州リビングストンにあるアドバンストLIGOとイタリアにあるアドバンストVirgoの2台の重力波検出器は,中性子星とブラックホールの連星からの重力波を観測しました。渦巻を描いて中性子星とブラックホールが接近するインスパイラル軌道の最後の数回転とその後に中性子星とブラックホールが合体する現場を観測したのです。さらに,そのわずか10日後の1月15日に,米国ワシントン州ハンフォードにあるもう1台のアドバンストLIGOを含めた3台の検出器が2番目の中性子星とブラックホールのインスパイラル軌道と合体からの重力波を観測しました。これらの新しいイベントは,GW200105とGW200115と呼ばれます。中性子星とブラックホールの組み合わせからの重力波が観測されたのはこれが初めてです。
重力波観測と電磁波観測で測定された中性子星とブラックホールの質量
(Image credit: LIGO-Virgo & Frank Elavsky, Aaron Geller, Northwestern University)
(詳細は,リーフレット参照)
GW200105とGW200115を放出した天体の,ブラックホール(横軸)と
中性子星(縦軸)の質量の推定 (詳細は,リーフレット参照)
詳しくは,リーフレット「新しい重力波源:中性子星とブラックホールの連星」 をご覧ください。
(英語版はこちら)
論文の全文(英語)は,こちら(無料のプレプリント)で読むことができます。
NHK「575でカガク!」 で,2021年度の俳句を募集中です。「重力波」(7月11日まで)
詳細は こちら を参照してください。