LIGO-Virgo-KAGRAの国際重力波ネットワークは,11月7日,2020年3月に終了した第3期観測期間(O3)の解析結果を,GWTC-3(突発的重力波カタログ第3版)として論文として発表するとともに,観測期間のデータを公開しました.GWTC-3には,O3後半に発見された35のイベントが加わり,2015年9月に重力波の初観測に成功して以来,全部で90の重力波イベントが特定されました。
- 論文原稿へのリンク
- GWTC-3 論文
https://dcc.ligo.org/LIGO-P2000318/public/main -
GWTC-3 母集団の性質に関する論文
https://dcc.ligo.org/LIGO-P2100239/public/main - GWTC-3 宇宙膨張に関する論文
https://dcc.ligo.org/LIGO-P2100185/public/main - GWTC-3 ガンマ線バーストに関する論文
https://dcc.ligo.org/LIGO-P2100091/public/main - 一般向け解説 Science Summary (日本語訳もあり)
https://www.ligo.org/science/outreach.php - GWTC-3 データリリース
https://www.gw-openscience.org/
LIGO-Virgo-KAGRAでは,このカタログを用いた,相対性理論の検証に関する論文,KAGRAとGEO600が2020年4月に行った観測に関する論文などを発表する準備を進めています。