LIGO-Virgo-KAGRAの次期観測について
[2022年3月15日更新;次回更新は2022年5月15日までの予定]
LIGO,Virgo,KAGRAは,O4観測運転を共に開始するために密接に連携しています.2022年12月中旬にO4観測運転を開始する予定ですが,現在でもパンデミックによる遅延を取り戻すための作業を続けています.11月中旬には試験運転を開始する予定です.試験運転中に発見される候補イベントに対する低遅延アラートについては,低遅延システムのテストとイベントの科学的価値を保つために発信される可能性があります.4月下旬にウェビナーを開催し,各検出器における作業状況と残されている課題について説明する予定です.
LIGOは連星中性子星に対して160-190 Mpcの感度目標を立てています.Virgoは80-115Mpcの感度を目標にしています.KAGRAはO4の初めに1Mpc以上の感度で運転を行い,O4の終わりまでに感度を向上させるための作業を行う予定です.
本件に関する問い合わせは,各コラボレーションの代表までお願いします。
- Patrick Brady (Spokesperson, LIGO Scientific Collaboration)
lsc-spokesperson_AT_ligo/org - Giovanni Losurdo (Spokesperson, Virgo Collaboration)
virgo-spokesperson_AT_ego-gw/it - Jun’ichi Yokoyama (Board Chair, KAGRA Scientific Congress)
kscboard-chair_AT_icrr/u-tokyo/ac/jp
(”_AT_” は “@” に変更して、そのあとの “/” は “.” に変更してください.)