台湾の高校生120名が柏キャンパス訪問

2019年5月29日、台湾の台中市立台中第一高級中等学校の高校1、2年生約120名が海外研修の一環として東京大学柏キャンパスを訪問、KAGRAメンバーの講義を聴講しました。

Hsieh Bin-Huaさんの講義に聞き入る台中第一高級中学校の生徒ら

29日朝、大型バス三台に分乗して到着した高校生らは、台中第一高級中学校出身で、KAGRAで研究を行う宇宙線研究所の大学院生Hsieh Bin-Huaさんの案内で宇宙線研究所やKavli IPMUなどの建物を見学した後、東京大学柏図書館メディアホールで講義を聴講しました。

講義では、まずHsiehさんが東京大学での学生生活について母国語で話し、続いて牛場崇文助教が大型低温重力波望遠鏡KAGRAを用いた重力波の観測について実験的な側面から解説、最後に田越秀行教授がブラックホールや重力波について理論的な側面から講義を行いました。質問の時間には、「45度の方向から重力波がくると検出できないのではないですか?」など、講師も驚くような高度な質問も飛び出し、活発な議論が繰り広げられました。

生徒たちは、日本の高校生らと交流したり、富士山麓で日本の美しい景色を鑑賞するなどその後の旅程のため、柏キャンパスを後にしました。