サイエンスカフェin岐阜市「アインシュタイン100年の宿題に答えるKAGRA」

7月14日、岐阜市の岐阜新聞本社にて、「サイエンスカフェin岐阜市」を開催し、宇宙線研究所重力波観測研究施設の宮川治助教が「アインシュタイン100年の宿題に答えるKAGRA -神岡からの新たな挑戦-」と題し、38度を記録する猛暑の中来場した約30名の中高生、一般の皆様と熱く議論を交わしました。

「サイエンスカフェin岐阜市」は、同じ岐阜県内でも遠く離れた飛騨市神岡町で行われる最先端研究を岐阜市周辺の皆様にも知っていただこうと2012年に岐阜新聞社と東京大学宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設の共催で始まりました。7年目となる今回は初めて重力波観測研究施設の研究者が講師を担当しました。

米国のLIGO(ライゴ)実験にも参加したことがあり、KAGRAの建設から携わっている宮川助教は、アインシュタインが1916年に存在を予言した重力波がどうやって発生するか、どうしたら検出できるのか、KAGRAの仕組み、建設の苦労などをわかりやすく話しました。中高生の参加者に向けては、自身の経験を紹介しながら、研究者になるための道のりを紹介しました。会場からも次々と重力波やそのほかの物理学に関する鋭い質問が飛び出し、あっという間の2時間でした。

関連リンク

 

サイエンスカフェin岐阜市は、岐阜新聞本社ロビーで開催されました。

 

重力波観測で重要な鏡の防振装置について説明しています

 

サイエンスカフェ終了後、個別の質問に答えています