国際共同観測

 KAGRAプロジェクトは文部科学省の支援を受け、東京大学宇宙線研究所が、国立天文台、高エネルギー加速器研究機構と協力して進めています。
 KAGRAは日本に設置されていますが、重力波観測は国際観測網「LIGO-Virgo-KAGRA (LVK) コラボレーション」で行われ、KAGRAもこのネットワークの一員です。
 KAGRAを運用するKAGRAコラボレーションにも、日本だけでなく、韓国、台湾、中国、アメリカ、イタリア、スペイン、フランス、イギリス、ポーランド、ベルギーなど世界99ヵ国・地域から447人を超えるメンバーが参加しています(2023年4月現在)
 KAGRAは第3期共同観測運転(O3、2019年4月~2020年4月)の後半に参加条件を満たしましたが、新型コロナパンデミックの影響でLIGOとVirgoの観測運転が中断されたため、ドイツにある重力波検出装置GEO600(GEO)との共同観測をLVK観測として実施しました(この観測は「O3GK」と呼ばれます)。
 第4期共同観測運転(O4、2023年5月~)には最初から参加しています。