重力波推進室
重力波推進室の設置について
2011年4月1日
宇宙線研究所では1993年の宇宙線研究所将来計画検討小委員会の報告以来、重力波宇宙物理学の推進を研究所の将来計画の大きな柱として実現をめざしてきました。このようななか、昨年度文部科学省の「最先端研究基盤事業」による補助対象事業の1つに大型低温重力波望遠鏡(KAGRA)プロジェクトが選定されました。これは皆様からの強いご支援によるものであり、皆様のこれまでのご支援に感謝いたします。これを受けて、宇宙線研究所ではKAGRAプロジェクトをホスト研究機関として強力に推進するため、2011年4月1日に重力波推進室を設置しました。今後、本推進室を中心に国内外の共同研究者とともにKAGRAの建設を行い、世界に先駆けて重力波の初観測をめざすとともに、世界の観測拠点と協力して重力波天文学の創成を目指していきます。今後もより一層の皆様のご支援をお願いいたします。
東京大学宇宙線研究所長
KAGRAプロジェクト代表
梶田 隆章
黒田重力波推進室長のあいさつ
平成23年4月1日
重力波推進室の発足に際して
この4月1日をもって、宇宙線研究所に重力波推進室が発足しました。重力波推進室は、当面、柏に設置しますが、現地神岡での建設が本格化する平成25年には活動の本拠地を神岡に移す予定です。なお、それまで神岡分室が建設現地での活動を担います。
昨年度、大型低温重力波望遠鏡の建設予算が認められ、以後建設のための準備を開始し、詳細設計に基づいた執行計画、予算計画、人的計画等をまとめる一方、建設現地での地下空洞整備のための準備を、研究所の関連研究施設はもとより、関係各機関・部署の支援を得て、進めてきました。特に、この重力波プロジェクトが、国内外の多くの大学・研究機関に所属する共同研究者の協力で進められてきたことを受け、KEKや国立天文台とより強い協力体制でプロジェクトを推進することになりました。
本重力波プロジェクトは、宇宙線・宇宙物理分野では、人工衛星によるプロジェクトを別にすれば、平成3年に建設が開始されたスーパーカミオカンデとすばる望遠鏡以来、ALMAに次ぐ2例目の大型プロジェクトと位置づけられ、国内外の重力波研究者はもとより近隣研究分野からもその実現が待ち望まれて来ました。今後プロジェクト推進にあたっては様々な困難に直面するかもしれませんが、このような困難を乗り越え、多くの支持者の期待に応えて目標を実現するため、プロジェクト推進の拠点として活動して行きたいと考えます。
宇宙線研究所重力波推進室長
黒田 和明
大橋重力波推進室神岡分室長のあいさつ
重力波推進室神岡分室のはじまり
2011年4月1日に重力波推進室が発足し、その現地組織としての神岡分室が活動を開始します。ここに至る道は決して平坦ではありませんでしたし、いよいよ全長6kmにおよぶトンネルに着工しますが、今後も困難な道のりかもしれません。しかし、夜明け前の暗さの先には必ず輝かしい研究成果が待っていると信じてこのプロジェクトを推進してゆくつもりです。地元の方々にはこれまでも励まされましたが、今後も引き続きご支援をお願いします。
重力波推進室神岡分室長
大橋正健
